fhána 2ndアルバム「What a Wonderful World Line」 レビュー

今回はfhánaの2ndアルバム「What a Wonderful World Line」のレビューです。

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fhánaについて

佐藤純一(サトウ ジュンイチ)、yuxuki waga(ユウキ ワガ)、kevin mitsunaga(ケビン ミツナガ)という男性3名のサウンド・プロデューサーと、女性ボーカリストのtowana(トワナ)によるユニット。

公式サイトより

ポストロックバンド「FLEET」の佐藤純一さん、ボカロPのyuxuki wagaさん、エレクトロニカのクリエイターのkevin mitsunagaさん。fhánaのサウンド・プロデューサーの3方の作品は結成前から好きで聴いていて、必然的に作品に触れることになりました。

結成当時はインターネット・同人シーンで、ポストロックやエレクトロニカという比較的マイナーな領域で活躍していたという印象が強いですが、いまやアニメのOPやEDで有名ですよね。

なぜここまでハズレ曲がないのか

fhánaが新曲を出すたび、驚かされます。
びっくりするほど毎回良い曲で、ハズレ曲がないんです。

正直、ここまで良い曲を量産してるんだからそろそろ落ち目が来るんじゃないかなんて思っちゃうんですが、全くそのようなことはなく、それどころか更に更に素晴らしい作品を生み出し続けています。

今回の2ndアルバムも、1stアルバムがあれほど良かったんだから…と期待しつつも1stアルバムには劣るのではないかと危惧してましたが、なんとまあ。めちゃくちゃいいですよ、2ndも。

緻密なつくりとジャンルの超越

何と言っても、緻密な音のつくりジャンルを超越した曲調が魅力です。

あらゆる音が気持ちよく絡み合う、緻密な編曲には圧巻です。そしてここぞというところで気持ちの良い和音がきたり、盛り上がったり静かになったり。心をつかむ楽曲構成が素晴らしい。

そしてポストロック的要素や、エレクトロニカ要素が点在しており、一般的なアーティストとは一線を画した曲調となっています。そのようなマイナーな要素を含む音楽を、リスナーの感度の高いアニメ音楽の領域で発信しているので人気が出るのもうなずけます。

さらにそれでもってキャッチーなのが恐ろしいです。

各曲の印象

The Color to Gray World

1曲目から素晴らしい。ストリングスアレンジにうっとり。
川本新さん良い仕事されています。

What a Wonderful World Line

表題曲。発売前にMVで何度か聴いていましたが、やはり良い曲ですね。

Bメロに漂うケビンさんらしさ。Cメロ終わってラスサビに移る間奏好き。
そしてアウトロ。解決したIの和音にIIのアルベジオを乗せる…素敵ですね。

ワンダーステラ

シングルでもよく聴いていましたが、やっぱり好きですね。転調が気持ち良いです。素晴らしい展開。

Relief

4つ打ちとシンセ、エレクトロなサウンド。
View from New World Line収録のkotonoha breakdownを彷彿とする和音の感じ。
気持ちの良い音です。

towanaさんの歌う英語の歌、これまた気持ち良いですね。

little secret magic

爽やかな疾走感のある曲。和賀さん素晴らしいです。イントロからタカタカタカと連打するスネアと、クランチギターが疾走感を演出します。

Antivirus

出だしからとても気持ちの良いエレクトロサウンド。広がりのある音ですね。
ケビンさんらしさが滲み出ています。

2番終わってからのブレイクビーツな間奏いいですねー。

虹を編めたら

初めて聴いた時、出だしのジャジャッジャジャッから引き込まれ、鳥肌が立ったことを思い出します。

Aメロの木管のオブリガート好きです。

Bメロの和賀さんの一音ずつ降りていくギターフレーズ(ラソ#ファ#ミレド#シ。Cのキーハ長調でドシラソファミレ)、なんだか和賀さんやケビンさんと同じくs10rw所属のwhooさんを彷彿とさせます。

Critique & Curation

ベースいいですね〜って、ベース担当クラムボンのミトさんじゃないですか…!

佐藤さんメインボーカルもいいですねー。FLEET思い出す…

c.a.t.

和賀さんらしい爽やかサウンド!カッティング気持ち良い。
うぉーおーおーおー。素晴らしい…

Appl(E)ication

虹を編めたらのシングルのカップリング曲ですね。
ケビンさんらしい透き通るエレクトロサウンドが素敵。
2番終わった後のカットアップいいですねー。

追憶のかなた

TVアニメ「コメット・ルシファー」のイメージソング。しっとりクールダウンです。

ストリングスが美しい。Cメロの英語パートが非常に良い…

ホシノカケラ

TVアニメ『天体のメソッド』第7話特別エンディング曲。

出だしからめちゃくちゃ好きな感じ…!感動を誘うモーダルインターチェンジとストリングス。Cメロのコード進行、これはずるいですよ…

コメットルシファー ~The Seed and the Sower~

シングルが出た頃から大好きでよく聴いてた曲。

メロディや和音の感じとかコーラスやシンセの使い方とか、BUMPを彷彿とさせますね。サビのサザンクロス感…

爽快な曲です。towanaさんの伸びのある歌が気持ち良い。

gift song

最後のトラック。まず、ピアノの広がりのある低音に引き込まれます。
しっとり良い雰囲気。素敵なアルバムの締めです。

初回限定版のBDも素晴らしい

Music Video

やっぱり高画質だと違いますね。
気持ちよく視覚表現が楽しめます。

ライブ映像

部屋を暗くして高解像度ディスプレイで、ライブらしい音量で視聴しました。

いやー、感動しましたよ。まず虹を編めたらの出だしでぶわーっと。涙腺にきましたね。それと、divine interventionから星屑のインターリュードの流れ。あんなのずるいですよ。

おわりに

素晴らしいアルバムでした。

とても気持ちの良い曲ばかりで満足でしたし、fhánaのような緻密な音楽が作れたらなと憧れを抱きました。今後もfhánaがどんな音楽を聴かせてくれるのかとても楽しみです。

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