オーケストラテンプレートを作成する7つのポイント

今回はオーケストラテンプレートについて。
海外のコンポーザーの見様見真似ではありますが、オーケストラテンプレートを作成するにあたって、検討すべきポイントをまとめました。

1. 色分けする

楽器の種類ごとにトラックの色分けをしましょう。
例えば私は、木管楽器→青、金管楽器→橙、弦楽器→赤のように分けています。
EastWestのHollywood Orchestraのパッケージの色分けを参考にしています。
Spitfire AudioのSymphonicシリーズの色も参考になりそうですね。

2. フォルダ分けする

楽器の種類やライブラリごとにフォルダ分けをしましょう。
私の場合、楽器の種類フォルダの中にライブラリフォルダ、その中に各インストゥルメントといったフォルダ構成です。こざこざしたものは個別にライブラリフォルダを作らず、「Other」フォルダにまとめています。

フォルダ分けは上部の画像を見ていただければわかりやすいかと思います。

3. グループトラックにまとめる

楽器の種類ごとにグループトラックでまとめておきましょう。
ミキシング時に便利です。

4. 空のトラックを用意しておく

色分け、フォルダ分け、グループトラックに送る設定を済ませた空のトラックを各楽器の種類ごとに用意しておくことで、新しくインストゥルメントを追加する際、色分けなどのそれらの作業を省略することができます。

5. 「トラックを無効にする」を活用する

Cubaseにはトラックの有効/無効を切り替える機能があります。他のDAWにもその機能が搭載されているものはあるかと思います。トラックを無効にするとそのインストゥルメントのメモリが解放され、使用していないトラックに適用するとメモリの節約になります。

テンプレに入れておきたいけど使用頻度が低い、そんなインストゥルメントは、無効にしたトラックでテンプレートに追加しておきましょう。それらのトラックはメモリを圧迫しません。

詳しくはこちらの記事で。

Cubase「トラックを無効にする」でメモリを節約
Cubaseでは「トラックを無効にする」という操作ができまして、その名の通り、トラックを無効にする機能です。使用していないインストゥルメント...

6. MIDI CCのデフォルト値を設定

1小節目にモジュレーションやエクプレッションのデフォルト値を記録したMIDIイベントを用意しておきましょう。上部の画像の1小節目に挿入されているMIDIイベントがこれです。用意しておくことで即座に基準値に戻すことができます。

7. テンポトラックや拍子トラックなどを用意

テンポトラックや拍子トラック、ルーラートラック、コードトラックなど、インストゥルメントやオーディオ以外の必要なトラックは上部に表示させておきましょう。Cubaseをお使いであればDivide Track Listを用いるのが良いでしょう。Cubaseのルーラートラックは秒を確認することができ、依頼の制作で尺の希望がある際に重宝しています。

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おわりに

これらのポイントは私のワークフローに最適化したものなので、そのまま真似する必要はありません。人によって向いている作業工程は異なると思いますので、取捨選択して、自分に適したテンプレートを作成してみてください。私も海外のコンポーザーのいろんなオーケストラテンプレートに関するチュートリアルを見て、その要素を取捨選択してテンプレートを作成しました。