今回はCubaseのインプレイスレンダリングの機能を使って、手早く逆再生サウンドを作る方法をご紹介します。
こんなサウンドが作れます。
ピアノを逆再生した音です。フィル部分によく使います。
インプレイスレンダリングとは、MIDIなどのイベントを即座にオーディオファイルに変換する機能です。
元となる音を打ち込む
逆再生前の元の音を打ち込みます。
私はピアノでCの和音を打ちこんでみました。
レンダリング設定
インプレイスレンダリングの設定を行いましょう。
右クリックメニューから
インプレイスレンダリング→レンダリング設定
右クリックしたらツールボックスが表示される
右クリックしたらツールボックスが表示される場合、command、option、shiftなどのキーを押しながら右クリックすると、右クリックメニューが表示されます。(Macの場合)
Windwsでもキーボードの左下あたりのキーを押しつつ右クリックすれば、おそらく表示されるのではないでしょうか…?(確認してないので実際のところはわかりませんが)
また、こちらの方法でも表示できます。
レンダリングの設定をする
特に問題ないならデフォルトのままで構いません。
私は以下のように設定してます。
別々のイベントとして・ブロックイベントとして・1つのイベントとして
- 別々のイベントとして
複数のイベントを選択してレンダリングを行う場合、
選択したイベントと同様に別々の複数のオーディオファイルとして書き出す。 - ブロックイベントとして
複数のイベントを選択してレンダリングを行う場合、
隣接しているイベントはひとつのオーディオファイルにまとめて書き出す。 - 1つのイベントとして
複数のイベントを選択してレンダリングを行う場合、
すべてのイベントをひとつのオーディオファイルにまとめて書き出す。
Dry・チャンネル設定・完全なシグナルパス・完全なシグナルパス+マスターエフェクト
- Dry (Transfer Channel Setting)
書き出しにエフェクトを適用しない。 - チャンネル設定
書き出しにエフェクトを適用する。 - 完全なシグナルパス
加えてグループチャンネルのエフェクトも適用する。 - 完全なシグナルパス+マスターエフェクト
加えてマスタートラックのエフェクトも適用する。
インプレイスレンダリング
右クリックメニューからインプレイスレンダリング→(現在の設定で)レンダリング
書き出されたオーディオが追加されました。
前後に反転
メニューバーからAudio→処理→前後に反転
できました。