今回は私がDTMの生産性を向上させるために心がけている習慣を5つ紹介します。
役に立ちそうなものがありましたら、ぜひ実践してみてください。
ワークフローを改善する
まずは自分の制作ワークフローを見直し、時間短縮する努力をしましょう。
ショートカットキーを使わず、マウスだけで作業を進めている方は、ショートカットキーを覚えましょう。圧倒的に作業の速度が上がります。
そして、「いつもやっていること」を探し、それらにかける時間を短縮する方法を考えます。たとえば、いつも使っているトラックをあらかじめ用意しておいたテンプレートや、いつも行う音作りの処理を済ませておいたトラックプリセットなど。
Cubaseをお使いであれば、以下の記事が参考になるかと思います。
自分の制作スタイルに合わせて、取り入れてみてください。
また、PDCAサイクル【Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)】を回すことも忘れないようにしてください。
時間制限を設ける
時間制限を設けて、集中力を高めましょう。
時間の制約は作業の優先度をより明確にし、判断を効率化させます。
「2時間DTM」に参加したことはありますか?
参加してみればわかるのですが、時間制限があると普段より制作スピードが速くなります。
またポモドーロ・テクニックを導入するのも良いかもしれません。私は継続できていませんが…
捗る時間帯に作業をする
自分のDTMが捗る時間帯、捗らない時間帯を分析し、捗る時間帯に徹底的に作業を行いましょう。
たとえば私は、昼は基本眠くなってしまって進捗が悪いです。また、起きてすぐはハイが聞こえづらいです。そのため、夕方〜夜、または耳が正常な朝に多く作業の時間を取るようにしています。
ちなみに、私はなぜか自分の曲を聴いてるとうとうとしてくるので(昼が特にひどいのです…)、それを利用して夜にDTMを行い、寝付きやすくするといった工夫もしています。
「寝かす」ことを重要視する
私が音楽制作で一番重要視している工程は「寝かす」ことです。どうしても作業を続けていると客観性を失ってきたり、耳や感覚が麻痺してきたりするので、一晩寝かせることによって正常な状態に回復させます。一晩寝かせ、適切な状態で、前日作ったものを確認したり、作業の続きを行います。
また、麻痺してきたと感じたらすぐに作業を止めることも大事です。麻痺した状態で作業を続けると乱雑な仕上がりになり、作り直さなければなりません。ミキシングだと、リファレンス音源がバランス悪く聞こえてきたら、絶対に中断すべきです。
無駄な作業時間を減らすために、客観性の喪失や感覚の麻痺を意識し、「寝かす」ことを習慣化してみましょう。
情報を集める
DTMの生産性を上げるには機材購入が非常に効果的ですが、何にお金を使うかが重要になってきます。なので、情報を収集する習慣をつけ、機材購入の選択肢を広げておくことが大切です。
また、機材購入は、自分が何を求めているのか、何を重視しているのか、把握することも重要です。たとえば、使いやすさ重視なのか、音の生々しさ重視なのか。明るく派手な音がいいのか、暗めだが自然な音がいいのか。ドライな音がいいのかウェットな音がいいのか。
人それぞれ求めていることは異なるので、広げた選択肢の中から自分に最適な製品を選ぶことは、より有効にお金を使うポイントです。
しかし正直買ってみないとわからないことが多いのも事実です…
おわりに
私はこのようなことを意識し、DTMの生産性を上げようと努力していますが、何か参考になったことはありましたでしょうか。これらの習慣に共通して言えることは、無駄を省くということです。DTMの生産性を上げるには日頃から、時間の無駄やお金の無駄を意識することが大切だと感じますね。
生産性を上げることに関しては、ちきりんさんの「自分の時間を取り戻そう」がわかりやすく、おすすめです。
レビュー記事↓